創作のブログ記事
創作(ムラゴンブログ全体)-
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喉が腫れてるだけならいい 身体全体が若干の熱を持って 気怠さが付きまとう 頭はハッキリしない 耳の奥も針を刺してるみたい 小さい頃から 扁桃腺の大きさが変わらないと 腫れやすいらしい いつまでたっても子供のままだなって 言われてるみたいだ
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嘘をついた。 「大丈夫。私は絶対にあなたの味方だから。」 嘘をついた 「ありがとう。」 知ってるんだ。 もう何年も前から 君は僕の最大の敵で 僕は君の最大の邪魔物だ 嘘をつけよ ほら、 今日も僕の味方でいてくれるよな 嘘をつけよ 君の剥がれかかった皮を 剥いでやるから
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夜の海は重く ごうごうと 僕を呼んでは 怖さに立ちすくむ脚を一歩 一歩、引き寄せて 空は光散らし 僕を飲んでは 幼さを映す鏡になる 夜の海は怖い 君が隣にいるのに 夜の海は怖い 揺蕩う水が僕を飲み込む さよなら
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鈍感なのか 馬鹿なのか 小賢しいのか ある意味天才なのか わからないけど 僕はただただ悲しい 正論を吐いただけで 世の中の敵になれるなんて おめでたい頭で何より
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目を開けていられない 酸っぱくて 眩しくて どっちだろう どっちもだろう 太陽を沢山浴びたであろう 黄色い身を齧る 太陽を沢山浴びたであろう 君の褐色の肌が笑う 爽やかな香りが 僕の鼻をくすぐる
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色を忘れた髪が寝息と共に 痩けた頬の上で舟を漕ぐ このまま心臓が仕事を放棄したら どこに向かって行くのだろう 枯れた手のひらは白い波の間をぬって 三日月の中から黄ばんだ歯が覗く 隣で眠る君を置いて 重い身体を脱いだら そこはきっとなにもない なにもかも光に溶けて 又、母の胎内で眩く揺れるのだ