ヒトシズク

日々思うことや、自作の詩(?)、たま〜に映画の感想等々
いくの気ままなブログです

創作のブログ記事

創作(ムラゴンブログ全体)
  • 性と愛

    最近よくわからないもの 性愛の対象として 人を好きになるということ 僕にだってそれなりに 恋人と呼べる人はいたけど 純粋に好きだった 誰にも取られたくない とか 付き合うという契約のもとで 異性と一緒に遊びに出かける とか そんな考えだけで付き合っていた ただ相手にとっては違う 《性の捌け口として... 続きをみる

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  • 100年

    どこかの偉い博士が 「人類はあと100年以内に滅びる」 そう言っていた 焦り出す人もいれば 100年後なんて関係ない、 その前に死ぬんだから そんな楽観主義者もいる ただ、僕が思うに その終わりのカウントダウンは すでに始まっていて いまさら足掻いても遅くて 宇宙に逃げたって 同じ人間なのだから ... 続きをみる

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  • 扁桃炎

    喉が腫れてるだけならいい 身体全体が若干の熱を持って 気怠さが付きまとう 頭はハッキリしない 耳の奥も針を刺してるみたい 小さい頃から 扁桃腺の大きさが変わらないと 腫れやすいらしい いつまでたっても子供のままだなって 言われてるみたいだ

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  • 馬鹿2人

    嘘をついた。 「大丈夫。私は絶対にあなたの味方だから。」 嘘をついた 「ありがとう。」 知ってるんだ。 もう何年も前から 君は僕の最大の敵で 僕は君の最大の邪魔物だ 嘘をつけよ ほら、 今日も僕の味方でいてくれるよな 嘘をつけよ 君の剥がれかかった皮を 剥いでやるから

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  • 海に揺蕩う

    夜の海は重く ごうごうと 僕を呼んでは 怖さに立ちすくむ脚を一歩 一歩、引き寄せて 空は光散らし 僕を飲んでは 幼さを映す鏡になる 夜の海は怖い 君が隣にいるのに 夜の海は怖い 揺蕩う水が僕を飲み込む さよなら

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  • おめでたい頭で何より

    鈍感なのか 馬鹿なのか 小賢しいのか ある意味天才なのか わからないけど 僕はただただ悲しい 正論を吐いただけで 世の中の敵になれるなんて おめでたい頭で何より

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  • 月と鏡

    まだ膝丈にも満たない時分は 天使のようだと その温かな腕に抱かれた 大きくなるにつれ輝きを増し 光は放つほど鏡に映えた 今 暗闇の中に佇み 自分は鏡であることに気がついた 最初から暗闇の住人であった 光を反射していただけだった それに気づけず 己が太陽だと錯覚したのは 月でも眩い光を地に照らしたか... 続きをみる

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  • 檸檬

    目を開けていられない 酸っぱくて 眩しくて どっちだろう どっちもだろう 太陽を沢山浴びたであろう 黄色い身を齧る 太陽を沢山浴びたであろう 君の褐色の肌が笑う 爽やかな香りが 僕の鼻をくすぐる

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  • 老人と海

    色を忘れた髪が寝息と共に 痩けた頬の上で舟を漕ぐ このまま心臓が仕事を放棄したら どこに向かって行くのだろう 枯れた手のひらは白い波の間をぬって 三日月の中から黄ばんだ歯が覗く 隣で眠る君を置いて 重い身体を脱いだら そこはきっとなにもない なにもかも光に溶けて 又、母の胎内で眩く揺れるのだ

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